「水」戦争の世紀 (集英社新書) : 集英社 モード バーロウ





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「水」戦争の世紀 (集英社新書): 集英社 : モード バーロウ; トニー クラーク;
「水」戦争の世紀 (集英社新書)
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■商品のレビュー


商品の説明

出版社/著者からの内容紹介
21世紀、人類は「水」をめぐって争うようになる。利用可能な淡水は
地球規模で急速に減少し、独占されつつあるのだ。もはや石油よりも
貴重な資源となった水。その奪い合いの衝撃の実態とは?



水は無尽蔵にあると、我々は思いがちだ。しかし人類が利用できる淡
水は、実は地球の総水量の〇・五%にも満たない。しかも、その淡水資
源は、環境破壊や都市化などによって急激に減り続けている。それだ
けではない。いまや石油よりも貴重な天然資源となった水は、グロー
バル企業や世界銀行、IMFなどにより、巨大なビジネスチャンスの対象
とされ、独占されつつあるのだ。今、生きるための絶対条件である水
を得られない人びとが、大幅に増えている。地球のすべての生命体の
共有財産である淡水資源が枯渇すれば、人類の未来はない。世界の「
水」をめぐる衝撃の実態を明らかにし、その保全と再生のための方途を
さぐる、必読の書。 



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    カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

    理想的過ぎる主張?

    水をめぐって、多くの問題や争いがることが論じられており、事実そうなのだろうとおもいます。

    ただ増える人口、限られた水資源について、ということは分配の問題になるとおもいます。
    また、持続できるようにしなければなりません。

    貧しい人にもという主張はわかりますが、どうやってについては、理想的すぎないか疑問がのこりました。
    環境問題は社会のひずみに直面すること

    水にまつわる問題にはさまざまな側面があります。
    1.汚染の問題
    2.工業、集約的農業畜産業による枯渇の問題
    3.ダムなど水系の人為的破壊による、人権、生態系、気候への影響
    4.水資源の商品化により、貧しい人にとって水が手に入らなくなりつつあること
    5.水は「ニーズ」ではなく水の入手は「権利」であり、脱商品化されるべきものであること

     この中で日本人にとって比較的なじみのないのは「水資源の商品化」だろう。欧州の巨大コングロマリットである「ビベンディ・ユニバーサル」や「スエズ」といった企業は上下水道事業を営んでおり、途上国にも積極的に進出しています。そんな中IMFや世銀が貧しい債務国に対して、さらなる融資の条件として水道事業を含む公共セクターを民間に売却するよう強制する。
     そしてアルゼンチンや南アフリカにおいては水道料金が民営化によって下がるどころか値上がりしたり、サービスの質も悪化したり、貧しい人々にとって水へのアクセスは逆に悪化しています。
     本書で述べられているIMF、世銀およびアメリカ財務省の間の「ワシントン・コンセンサス」、つまり極力民営化、自由化をすすめさせるという施策についてはスティグリッツの「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」に更に詳細に説明されているので参考にされることをおすすめする。
     そして結びには「グローバルな水資源を商品化するのは間違いであり」世界の市民の共有財産=コモンズとして、商品化をやめ、「脱商品化」すべきだ、とある。環境の問題に真剣に対抗しようとする以上、「暖房の温度を低めに設定しよう」とか、「エコバッグを使おう」とかで済むことではなく、私たちを取り巻く世界の経済、社会の構造のひずみに直面させられざるをえない、それを感じさせられた本である。

    網羅しつつ具体的でもあるすぐれた本

    日本ではダムの水がなくなりそうというのが何年かおきにニュースになりますね。そして節水しろとかいわれるわけですが、原因はなんなんでしょうか?降雨量がすくないから?
    節水しろという割りにコンビニには変わらぬ値段で水が売られている。多くは日本の水系やら地下水とかからくみ上げたもの。

    まあそんな疑問の前に自分は水を使いすぎかなとかおもいますが。

    この本は、水の商品化に待ったをかけています。水という資源の現状、世界の水企業の歴史や具体的な事業、更に水商品化にwtoと世界銀行が主要な役割を果たしていること、そうした流れに抵抗する運動とそれぞれに具体的な事例がありボリュームもあるので読み応えがありました。

    翻訳ものですので日本の現状に関しては記述がないですが(あったような気もしますが)読んでおくべき本かなとおもいます。

    水は誰の物?

    地球に生息する全ての生物が共有すべき物。
    これが、優等生の答えだろう。
    だが、実際はどうだろう?

    一部の人々が占有しています。一部の国・企業が売買をしています。

    現在の問題点・実態が、丁寧に解説してあります。
    ”環境保護”という名目の水の売買は、今すぐ考え直すべきでしょう。
    衝撃

     「石油」をめぐって人類は争い、他国の主権を侵し、殺し合いすら
    おきる。不幸なことであるが、人間が生きてゆく上で欠かせないもの、
    であり、かつ限られた場所でしか採取できない資源であるので、そう
    いうことはおきてしまうということはわかる気がする。

     しかし、石油の次は「水」であるという本書の主張は衝撃である。
    ここに書かれている内容の検証は別途必要であろうが、すでに「水」
    の争奪戦は始まっており、「水が権利」であるという認識から「水
    はニーズ」であるという解釈がまかり通り(つまり水は商品である
    ということにつながってゆく)特定の多国籍企業が利権を囲い込んで
    いっていること、限られた飲み水がどんどん汚染されていることなど、
    身近に迫った人類の危機が理解できる。
     世の中、どっかおかしい。書評を書いている場合ではない・・。





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